SP-APIに関する最新情報

出品パートナーのAmazonストアのビジネスの成長および運営を支援する革新的なツールの開発にご協力いただきありがとうございます。Selling Partner API(SP-API)およびその前身であるMarketplace Web Services(MWS)は、2009年以降、Amazonと開発者との協力関係の基盤として機能してきました。AmazonのAPIを使って開発された皆様のアプリケーションは、いまや数百万の出品パートナーに利用されており、あらゆる規模の活発なビジネスを開発者コミュニティから生み出しています。

開発者のエクスペリエンスの改善、API機能の強化、そして出品者向けのビジネスの成長を後押しするパートナー支援プログラムへの継続的な投資を支えるために、AmazonはSP-APIに新たに料金体系を導入します。この新しい料金体系は、サービス提供コストと料金の整合を図るとともに、あらゆる規模の開発者に対応できる柔軟なプラン形式を採用しています。この変更の一環として、今後、サードパーティ開発者はセラーセントラルの大口出品プランを契約したり、その月額料金を支払ったりする必要がなくなります。

また、ドキュメント、サンプルコード、サンドボックステスト環境といった主要なリソースは、サブスクリプションの有無に関わらず、すべての開発者が引き続き無料で利用できます。

これらの変更は、出品パートナーにアプリケーションを提供している全世界のサードパーティ開発者に影響します。SP-APIを直接利用している出品者とベンダーには追加料金は発生しません。

変更内容

2026年1月31日より、SP-APIを使用しているすべてのサードパーティ開発者に年間サブスクリプション料金(1,400米ドル)が発生します。このサブスクリプションには、ソリューションプロバイダーポータル、サポートサービス、実稼働環境でのSP-API呼び出しへのアクセス権が含まれます。新規のサードパーティ開発者には実働環境の最初のAPI呼び出し後に料金が発生し、既存のサードパーティ開発者には上記の日から料金が発生します。

2026年4月30日より、GET API呼び出し回数に応じた月別のAPI使用料が導入されます。開発者側で使用量を管理してコストを抑えるのを支援するために、Amazonは呼び出しの最適化のガイダンスページを公開しています。このページでは、より効率的なAPI呼び出しを行うベストプラクティスとツールを紹介しています。また、十分な情報に基づいて判断できるように、ソリューションプロバイダーポータルから料金プレビューを確認することができます。 Basic、Pro、Plus、Enterpriseの中から選択することができ、ニーズに合わせて使用量を拡張できます。

2026年1月31日までに、ソリューションプロバイダーポータルから支払方法、請求先住所、税務情報を提出して審査を受けてください。この手順は、サブスクリプションを有効にし、SP-APIへのアクセスが中断しないようにするために必要です。2026年2月16日までにこの手続きを完了しないサードパーティ開発者は、支払方法を提供して審査が完了するまでSP-APIにアクセスすることができなくなります。

APIの月間使用量のプラン構造

スタートアップからエンタープライズレベルのアプリケーションまでのすべての開発者を支援するため、Amazonは新たに階層化された料金モデルを導入します。すべてのサードパーティ開発者はデフォルトでBasicプランに設定され、年間サブスクリプション料金以外に追加費用なしで月あたり250万件までのGET呼び出しが利用できるようになります。何も変更を行わなければ、アカウントはBasicプランのままになります。必要に応じて、ソリューションプロバイダーポータルからお客様のニーズに最も適したプランを直接選択できます。

Basic

Pro

Plus

Enterprise

Annual Fee
$1,400
$1,400
$1,400
$1,400
Monthly Fee
$0
$1,000
$10,000
Metered GET Calls included per month
2.5 Million
25 Million
250 Million
Metered GET Calls Overage
$0.40 / thousand calls
$0.40 / thousand calls
$0.40 / thousand calls
Unmetered Calls
(Put /Patch / Post)
Unlimited*
Unlimited*
Unlimited*
Unlimited*
API documentation, SDKs, Developer Support case management, and sandbox testing.
Access to Beta APIs
-
-
Opportunities to participate in Amazon-hosted developer events
-
-
Access to Account Management Team
-
-
with a named Account Manager
Dedicated Solution Architect
-
-
-
* SP-API rate limits apply as documented
Metered calls are API requests that are tracked and counted for billing purposes.
Unmetered calls are API requests that do not count towards your monthly usage or billing.
Learn which API requests are excluded from billing.

主要な日程

2025年11月3日: ソリューションプロバイダーポータルから支払いの設定ができるようになります。
2026年1月31日: ソリューションプロバイダーポータルから支払方法の情報を提出する必要があります。 同日より年間サブスクリプション料金の課金が開始されます。
2026年2月9日: 有効な支払情報が設定されていないアプリケーションが出品パートナーアプリストアから削除され、新しい認可がブロックされます。
2026年2月16日: 有効な支払情報が設定されていないアプリケーションがSP-APIにアクセスできなくなります。
2026年4月30日: 月額利用料の課金が開始されます。

次のステップ

メールおよびソリューションプロバイダーポータルの通知から今後の情報をお知らせします。それまでの間は以下の対応を推奨します。

1.ソリューションプロバイダーポータルにログインします
2.APIの現在の使用状況を確認します
3.「設定」>「支払い」>「請求方法」に移動します
4.支払方法の情報を追加して確認します

支払方法の追加に関する詳細な手順については、請求情報の説明を参照してください。

共に成長しましょう

これらの変更は、開発者のイノベーションを支える最先端の基盤を構築するというAmazonの長期的な姿勢を反映しています。Amazonは出品パートナー向けの有意義なアプリケーションを開発するために必要なツール、リソース、インフラを提供していくことに尽力しています。

SP-APIのコミュニティにご参加いただきありがとうございます。お客様とこれから共に築いていく未来を心から楽しみにしています。

よくある質問

1. 支払情報はどこで提出すればよいですか?
ソリューションプロバイダーポータルから支払方法、請求先住所、税務情報を提出できます。 この手順は、サブスクリプションを有効にし、SP-APIへのアクセスが中断しないようにするために必要です。
2. 年間サブスクリプション料金の請求はどのように行われますか?
2026年1月31日以降、実稼働環境で初めてAPIを呼び出した後に、開発者に1,400米ドルの年間サブスクリプション料金が発生します。このサブスクリプションは請求日から12か月間有効で、毎年自動的に更新されます。最後の請求日からちょうど12か月後に契約が更新されます。たとえば、2026年1月31日にサブスクリプションが開始された場合、次の年の更新は2027年1月31日に行われます。開発者は料金の有効な支払方法の情報を保存しておく必要があります。有効なデビットカードやクレジットカード情報が2026年1月31日までに提供されない場合、出品パートナーアプリストアからアプリケーションが削除されます。また、2026年2月9日からは新しい認可がブロックされます。2026年2月16日までに有効な支払情報が登録されていないアプリケーションはSP-APIにアクセスできなくなり、出品者に通知されます。
3. ソリューションプロバイダーポータルで支払情報と税務情報を管理する手順はどこから確認できますか?
ソリューションプロバイダーポータルから支払情報を追加、編集、管理するステップバイステップの手順は、支払情報の説明ページを参照してください。 ソリューションプロバイダーポータルから税務情報を追加、編集、管理する手順については、税務登録情報の説明ページを参照してください。
4. 年の途中で登録した場合、1,400ドルの年間サブスクリプション料金は日割りになりますか?
いいえ、年間サブスクリプション料金は日割りにはなりません。2026年1月31日以降、SP-APIと統合した新規のサードパーティ開発者は実稼働環境の最初のAPI呼び出し後に全額の料金が請求されます。年間サブスクリプションは最後に請求された日から12か月間有効で、毎年自動的に更新されます。
5. プランに含まれるAPI呼び出し数を超えた場合、月の請求額はいくらになりますか?
月間のGET API呼び出し数がプランの上限を超えた場合、1,000件の呼び出しあたり0.40米ドルの超過料金が発生します。対象の月の合計請求額は、選択したプランの月額料金に超過料金を加えた額になります。たとえば、月間2,500万件のGET呼び出しまで対応するProプランに登録しているとします。もし特定の月に2,800万件のGET呼び出しを行った場合、超過分は300万件(2,800万件 - 2,500万件 = 300万件)になります。超過分の料金は、1,000件あたり0.40ドルで計算されるため、0.40ドル × 3,000 = 1,200ドルの超過料金が発生します。対象の月の合計請求額は、Proプランの月額料金に1,200ドルの超過料金を加えた金額になります
6. API呼び出しを最適化するにはどうすればよいですか?
開発者がSP-APIを効率的に使用し、不必要な利用料が発生するリスクを減らせるように、呼び出しの最適化のガイダンスを公開しています。このリソースでは、リクエスト構造の設計、重複呼び出しの回避、効率的なデータ処理戦略などのベストプラクティスを提供しています。詳細な推奨事項と実例については、呼び出しの最適化のガイダンスページを参照してください。
7. 毎月のGET API使用量はどこで確認できますか?
ソリューションプロバイダーポータルのSPP使用状況ダッシュボードから月ごとのGET API呼び出し数を確認できます。このダッシュボードでは、現行プランの上限に対する使用状況をリアルタイムで確認でき、過去12か月間の月間のGET呼び出しのピーク数も表示されます。使用状況ダッシュボードは、利用傾向の把握、超過の予測、そして自社のビジネスニーズに最も適したプランを選択するのに役立ちます。
8. 複数のアカウントを持っている場合、料金が二重請求されるのを避けるにはどうすればよいですか?
ソリューションプロバイダーポータルのアカウントを複数お持ちの場合は、それぞれのアカウントに対してサブスクリプション料金が請求されます。二重請求を避けるためには、2026年1月31日までにアカウントを統合してください。統合の手続きの詳細については、アカウント統合の手順ページを参照してください。アカウントを統合すると、サブスクリプション料金は1件分のみが請求され、統合されたアカウントに使用状況データが集約されます。
9. セラーセントラルへのアクセスを維持したい場合はどうすればよいですか?
サードパーティ開発者がセラーセントラルのアカウントを維持するかどうかは引き続き任意です。セラーセントラルの大口出品プランを維持する場合は、セラーセントラルの標準の手数料が引き続き適用されます。ただし、SP-APIにアクセスしたり、開発者の資格情報を維持するためにセラーセントラルのアカウントを持つ必要はなくなりました。すべての開発者向けの操作は、今後はソリューションプロバイダーポータルから直接管理できます。
10. Enterpriseプランに該当する場合、Amazonにどのように連絡すればよいですか?
アプリケーションがProプランの使用上限を超えている場合は、Enterpriseプランの対象となる可能性があります。まずは、ソリューションプロバイダーポータルのお問い合わせリンクを使用するか、Amazonのアカウントマネージャーが既にいる場合は直接お問い合わせください。Amazonの担当チームがお客様の使用状況を評価し、最適な手段を共に検討します。
11. その他の質問がある場合はどうすればよいですか?
追加の質問やサポートが必要な場合は、ソリューションプロバイダーポータルのお問い合わせリンクからお問い合わせください。当社のチームがお問い合わせ内容を確認し、サポートについて追って連絡します。
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